夏が近づいていますね。編集部のウメキタです。毎年のことですが、去年の夏のことはあまり覚えておりません。
今日は、最近悩まされていた原因不明の咳が、ある漢方薬で少し改善した話を紹介します。
空咳というやつですか、ゲホゲホという咳です。原因は何か、まず疑いをもったのがアレルギー。それを解決をしようと、床と万年つけている扇風機の掃除をしたところ、ただ部屋が少しばかりキレイになっただけで全く改善はしませんでした。ここ半年は、エタノール消毒液をファブリーズ代わりに使うことが多く、服や布団、机や椅子もアルコール消毒しているので、おそらく問題はないはず。
次の疑いは、バイクを運転する際に顔に飛んでくる羽虫。もしかして喉の奥に虫の死骸がつまっているのではないか、そう思いシャワーの温水を鼻から口に通してみたりするも、あまりかわらず。
さらなる疑いは飲み物へ。カフェインなどの嗜好品は無糖を好むのですが、カフェオレを飲むと咳がひどくなる気がする。でも、食生活のバランスは悪くない。
そこで、天下のグーグルに頼ったわけです。最初に目に止まった情報は「心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)」でした。まあこちらの情報はストレスが原因とのことで、わかるようなわからないようなことがウンタラカンタラ、何を以てストレスなのかについては誰にでも共通するようなことが書いてあるわけです。八週間以上続く咳、との記載あり。そんな馬鹿な、八週間も咳をしていられない。
でも私は、運試しがてらグーグルを信じることにしたのです。
ドラッグイレブンのポイント5倍デーは翌日にも関わらず、夜の十一時に店に駆け込んだわけです。
処方箋一覧にあった「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」、薬局価格「二千二百円」。グーグルによると即効性があるとのことで期待しつつ、ゲホゲホと咳込みながら店をあとにした僕は、家に帰り、あまり馴染みのない漢方デビューを果たしました。
結果は……改善しました。完全に咳が止まったわけではないのですが、割と良くなりました。
「半夏厚朴湯」の内容をザックリと解説すると、サトイモの仲間である「半夏」とよばれる「カラスビシャク」「ホオノキ」の樹皮(木の粉末)。「マツホド」松についたキノコ。なるほど、キノコの粉。「シソ」と「ショウガ」。
一見すると化学成分はない。漢方ってすごいなと思ったのでした。
病院で処方してもらえば、ザックリ九割引きのお値段。
これを機に少し、漢方について勉強してみようと思った次第です。