ラグーナ出版ブログ:2022年6月8日「カツカツでもいいから時間があること」

編集部のエピンビです。Facebookを2010年頃からはじめて、その頃にはSecondlifeというVRのサービス上でジオラマをつくり画像を撮影し、Facebook上にアップロードしていた。友達申請が通ることは多く、不思議なつながりが増えた。メッセンジャーでのやりとりはしないで、天体望遠鏡で覗き合うような、野鳥の定点観測のようなもので、あるかなきかの関係性が続いている。
活躍の一方で、忙しい人も多く、3時間空いた時間が出来ただけで大喜びしたり、まとまった文章を書く時間が確保できないと嘆いている様子を遠くから見守っている。
振り返りながら、就労支援A型事業所で利用者の立場で働くという自分の条件について考えてみる。カツカツの生活。時間的余裕は結構あって、ある程度のお金が稼げて、なんとか過ごせている。老母や兄と同居で、世間体的にはどうかという条件ではあるけれど。でも、時間的余裕があるということは大変恵まれた状態でもあって、それは自覚しているけれど、有効活用しているのかは自信がない。暇だからこそ出てくるアイデアもあって、でも、自分では生かせていない感じもするので、Facebookで書き散らしてネット上に放出している。

P・S 私自身は50代半ばで時間切れに近いし、能力的にも今はもう無理だという方向に傾きかけているけれども、多感な若い人ならば、障碍者として現在与えられている状況に満足せず、野心をもって、社会の梯子を登っていく人もいてもいいのかなと思っている。個人的欲望を満たす行為にすぎないかもしれないけれど、後から行く人の道を切り開いているという側面もあるからだ。何か糸口になればいいと思い、書いてみた。

 

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