ラグーナ出版ブログ:2021年11月19日「私を救ってくれた慈悲の言葉」

皆さんこんにちは、制作部の西明江です。お久しぶりです。

今回は感情のことを取り上げてみます。私は日常、頭の中に嫌いな人が浮かんで興奮したとき、スリランカの高僧アルボムツレ・スマナサーラ師の書かれた「慈悲の瞑想」の詩を思い浮かべます。

 

「私は幸せでありますように

私の悩み苦しみがなくなりますように

私の願いごとが叶えられますように

私に悟りの光が現れますように

私は幸せでありますように(3回)

※こころの中で「私は幸せでありますように」と繰り返し念じる。

私の親しい生命が幸せでありますように

私の親しい生命の悩み苦しみがなくなりますように

私の親しい生命の願いごとが叶えられますように

私の親しい生命に悟りの光が現れますように

私の親しい生命が幸せでありますように(3回)

※こころの中で「私の親しい生命が幸せでありますように」と繰り返し念じる。

生きとし生けるものが幸せでありますように

生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように

生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように

生きとし生けるものに悟りの光が現れますように

生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

※こころの中で「生きとし生けるものが幸せでありますように」と繰り返し念じる。

私の嫌いな人々も幸せでありますように 

私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように 

私の嫌いな人々の願いごとが叶えられますように

私の嫌いな人々にも悟りの光が現れますように

私を嫌っている生命が幸せでありますように

私を嫌っている生命の悩み苦しみがなくなりますように

私を嫌っている生命の願い事が叶えられますように

私を嫌っている生命に悟りの光が現れますように

生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

 

以前、実際の場面で、頭の中で繰り返しこの詩を暗唱したら、興奮が消え、憎しみの感情が消え、涙が出てきて気分良好になりました。

この言葉は、暴言や暴力、自分の嫌な感情を人に表現する哀れな心を持った気の毒な人達に、感情の剥き出しの表現に対する悟りを開いてほしい、と願われて作られた詩なのかなと解釈しています。

水到渠成(すいとうきょせい)という四字熟語があります。意味は、学問を十分に行えば、自然に道徳も身につく、ということ。それぞれが学びを深め、優しい社会になるといいなと思います。私はこの高僧の書かれた詩に出会えたことに喜びと幸せを感じます。

 

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