ピアの力 経験知を生かすサポート
ピア(peer)とは、同じ経験を共にする人たちを表す言葉で、ピアサポート (peer support)とは、同じ経験や共通点をもつ人同士(ピア)が、互いの経験を生かして、助け合い、支援しあうことを意味します。
精神の病や障害は目に見えず、その大変さは同じ病の体験をしなければ理解しがたいものです。同じ病の体験知は、その人の孤独を癒し、リカバリーの道をともに歩み、希望を灯すものです。世界的には、古くからピアの経験知を生かしたサポートが注目されてきました。
WHO(世界保健機構)は、さらに具体的に1対1のピアサポートを推進し、「One-to-one peer support by and for people with lived experience」を公布しています。
今回、せいざん病院との協力で日本版「当事者による当事者のための1対1で行われるピアサポート」を作成いたしました。
ピアサポートにご関心のある方は、ぜひご覧ください。
ピアサポートを広く実践し、一人ひとりのリカバリーが実現していくよう、今後このコーナーで情報を共有していきたいと思います。
原文サイト(外部サイト) https://iris.who.int/handle/10665/329591
日本語訳はこちら 当事者による当事者のための1対1で行われるピアサポート