『うつモンスターがやってきた! ママどうしたの?』
4月27日より発売開始

いっしょにモンスターを探しながら、
親は子どもに心の病について
話す勇気を持ち、
子どもは罪悪感から
自由になる。
親子で心の病を理解し、
愛情を育てる物語

精神科の病があってもなくても生きやすい社会を目指し、患者とともに働く株式会社ラグーナ出版(本社:鹿児島市西千石町3-26、代表取締役:森越まや、川畑善博)は、うつ病を親子で理解し、きずなを深めるために『うつモンスターがやってきた! ママどうしたの?』を2021年4月27日に刊行いたしました。

■ 書籍のサイト
https://store.lagunapublishing.co.jp/items/41944337

■ 書籍の内容
本書は、ドイツ、オーストリアをはじめ、世界8カ国で出版されました。「精神的な危機」に家族で立ち向かうためにつくられた、子ども目線の絵本です。(読者対象:小学校1年生からおとなまで)
現在、ヤングケアラーという言葉が、本年3月に国会で取り上げられるなど、注目が集まっています。ヤングケアラーとは、家族の介護をしている18歳以下の子どものことで、公立中学校2年生でおよそ17人に1人に上る(NHK調査2021.4.12)といわれています。精神疾患の親を持つヤングケアラーたちは、おとなの説明がないと「自分がいい子じゃないから親が構ってくれないのだ」と自分を責めてしまう、といわれています。
本書の著者も訳者も元・ヤングケアラーです。親が、おとなが、こんなふうに病気を説明してくれたら、親の愛情を感じ、罪悪感を抱かずに成長できたのに、という願いを込めた作品です。

主人公は5さいの女の子、リケ。ママはここ数日横になっているだけで、遊んでくれなくて、リケは自分のことを責めていました。 そこで、ママは、気持ちをぬすむモンスターのことを教えてくれます。ママは、お薬を飲み、お医者さんに通えば、モンスターを追い出すことができると約束してくれてくれました。

100万人以上のうつ病患者がいるといわれる日本ですが、未だ精神科に対する偏見は強く、本人のみらず、家族そのものが生きづらさを感じています。うつは、親でも子どものせいでもありません。病を分かりやすく説明し、心の危機をともに乗り越えていく。子どもに向き合い、こころの病を伝えるすべての人に役立つ内容となっています。

■著者プロフィール
原作・絵 エルドムート・フォン・モッシュ
ドイツのヴュルツブルグ・シュヴァインフルト専門大学でデザインを専攻。
現在、デザイン事務所でジュニア・アート・ディレクターとして出版物を手がけている。本書は著者自身の体験に基づいている。
 みやざき なおみ(宮崎 直美
1985年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業ののち、一橋大学社会学研究科修士課程修了。
現在、ウィーンで日本語教育にたずさわるかたわら、ウィーン大学にて研究活動に従事。
2018年にPater Johannes Schasching SJ-Preisを受賞。
共訳に『精神の自己主張: ティリヒ=クローナ―往復書簡 1942-1964』(未来社、2014年)などがある。

■本書概要
タイトル:うつモンスターがやってきた! ママどうしたの?
著者・絵:エルドムート・フォン・モッシュ (Erdmute V. Mosch)
訳  者:みやざき なおみ (宮崎 直美)
発 行 元: 株式会社ラグーナ出版
価  格: 1,760円(1,600円+税)
判型・ページ数:22×22㎝ 48ページ
ISBN: ISBN978-4-910372-06-8 C8097

■目次
日本のみなさまへ
おとなのみなさま
リケのかぞくのしょうかい
ママのところに うつモンスターがやってきた
うつ病って何?
訳者あとがき

■出版社、著者からのメッセージ
BALANCE Buch + medien verlag/ Psychiatrie Verlag
子どもは家庭での危機の発生とは何の関係もありません。子どもの不安を取り除いてあげて、親子関係を守る、さらに困難を通して関係を強めるのは、大事なことです。家庭やセラピーの場、学校や幼稚園で本書を一緒に読むことによって、子どもたちは今、身の回りで何が起きているのか理解します。子どもたちが年齢に合った方法で状況を理解するのは、危機を乗り越えるための大きな力となるでしょう。(「日本のみなさまへ」より一部抜粋)

エルドムート・フォン・モッシュ
病気という目に見えない何か恐ろしいものと漠然と戦うよりも、モンスターを描くことによって病気を具体化したほうが、戦いやすくなります。私が書いた物語が、子どもの困難な時期を助けられたらうれしいですし、当事者のご家庭に幸せと力をもたらすことができましたら幸いです。(「おとなのみなさま」から一部抜粋)

みやざき なおみ
本書を読んで、かつて子どもだった私は、自分の過去をもう一度ひも解き、当時感じることのなかった感情に思いを馳せ、それによって過去を構築しなおし、今を生き直すことができるのだと実感しました。

ひととおり嘆いたり悲しんだりした後、過去の自分をおとなの私が癒すだけでなく、今、同じ問題に直面している日本の子どもをどうか助けたいという思いがわきあがってきました。
家族全体のダメージが積み重なって、どこから解きほぐせばいいかわからなくなる前に、子どもたちを助け出したい。この本を手にしたおとなのあなたに、助けを必要としている子どもたちに、この本を届けてほしい。訳者から、心よりお願いします。(「訳者あとがき」から一部抜粋)

■会社概要
商       号: 株式会社ラグーナ出版
代  表  者: 代表取締役 森越まや、川畑善博
所  在  地: 〒892-0847 鹿児島県鹿児島市西千石町3-26
設        立: 2008年2月
事業内容 : 出版業、障害福祉サービス(就労継続支援A型事業)
資  本  金: 1,000万円
URL  : https://lagunapublishing.co.jp/

■本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社ラグーナ出版
担当者名:営業部 道岡安昭
TEL:099-219−9750
E-mail:info(at) lagunapublishing.co.jp
※ (at) は @ に置き換えて下さい.
※メディア様への献本可能です。ご希望の場合お問合わせください。

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