ラグーナ出版ブログ:2024年1月19日

皆さん、こんにちは。制作部の大佐です。
今回は、今から5年ぐらい前の思い出を紹介します。

ゴールデンウィークのある日のこと。家で暇を持て余していた時、突然「そうだ! 桜島を自転車で一周しよう」と思いつき、早速準備をして、愛車のクロスバイクに乗り、出かけました。桜島フェリー乗り場へ向かう途中、コンビニで凍ったスポーツドリンク3本とおにぎり4個を買い、いざ、桜島へ! 行く前は、3~4時間もあれば一周できるだろうと単純に考えていました。

午前10時に桜島に上陸、反時計回りに出発しました。最初のうちはきつい坂道も少なく、2時間置きに休憩しながら進みました。天気も曇りから晴れに変わり、暑くなって上着を脱ぎ、途中までは軽快でしたが、垂水との分かれ道からは地獄のような坂道の連続で、ほとんど自転車を押して歩くことになりました。

足が棒になり、ふらつきながら自転車を押していると、ママチャリに乗った外国人の青年が坂道を上がってきました。彼は私の隣で止まると、びわを差し出してくれました(びわは桜島の特産品果実)。私はそれをありがたくいただきました。そして、自分の知っている片言の英語で、どこから来たのか聞いてみると、「ジャーマニー」とのこと。なんと、ドイツの青年でした。彼は日本をいろいろと回っているようなことを言っていました。別れ際に「サンキュー」と言い、笑顔で別れました。言葉を知らなくても、なんだかんだ通じるものだなと思いました。

その後は、スポーツドリンクを飲みながら自転車を押し、なんとか中間くらいまでたどり着き、有名な埋没鳥居も見ることができました。アップダウンの続く道を乗ったり降りたりしながら、平坦な白浜に着き、白浜温泉の湯に浸かり、疲れを癒しました。疲れた体に鞭打ち、やっとのことでフェリー乗り場に着くと、夕方5時でした。

帰りのフェリーでは、「考えが甘かった。結局7時間もかかってしまい、桜島と富士山は遠くから見るものだな…」と思いました。でも、途中でドイツ人の青年と出会えて良かったです。

 

 

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