みなさん、こんにちは。編集部の栗ちゃんです。
「中井久夫と考える患者シリーズ 特別手製本 全4巻セット」、昨年、8月8日に亡くなられた中井久夫先生の追悼の意を込めて、命日に刊行へといたりました。
中井久夫先生がラグーナに来られた2006年当時の私は、先生の偉大さを知らずにいました。
中井先生が出版された本を読んだこともなく、無知のままお会いすることになりました。
先生のなんとも言えない優しい雰囲気と世界観に触れ、「この方にお会いできることは、これからの私にとってとても大切なことだろう」などと、感謝の気持ちがあふれました。
ご家族、関係者の方々にも支えられ、中井久夫先生という存在ができあがったのだとそんなことを思いました。
そんな中井先生と交流ができ、出版に関われたことがとても嬉しく、光栄に思います。
先生と握手をしたとき、しわくちゃで温もりある優しい手でした。
いろんなことを乗り越えられた手だと思いました。
この先の日本が、イタリアのように精神科病院がなくなり、地域で支えあえるような国になってほしいです。
私は患者ですが、患者にしかできないことを試行錯誤しながら、これからもラグーナ出版で働きたいと思います。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。
中井久夫先生時代の精神科医の方々が、患者のことを思って行動をおこしていることに深く感謝するばかりです。
他にもいろんな精神科医や関係者の方々がいると思います。
まだまだあまり知られていない精神科医療の世界に関わっていただき、ありがとうございます。
それから、中井先生や関係者の方に会わせてくれた森越まや会長、川畑善博社長に感謝。
中井先生のこと、精神科のことなどに興味をもってくださった方々にも感謝。
中井久夫先生、ありがとうございます。
安らかにお眠りください。
それでは、失礼します。