こんにちは。編集部の星礼菜です。最近読んで面白かった本をご紹介します。
『われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか』
(ウィリアム・フォン・ヒッペル著、濱野大道訳、2019年、ハーパーコリンズ・ジャパン)
ざっくり書くと、人間が食物連鎖ピラミッドの頂点に立った理由や人類の進化、自信過剰の社会的利益、人間と動物に見られるリーダーシップの形など、具体的な例を挙げながら分かりやすく考察したものです。タイトルにもなっている素朴な疑問を、さまざまなアプローチで解き明かそうとする過程はとても興味深く、一気に読み進めることができました。
人間について知ることは自分を知ることにもなります。最終章の「楽しい人生にたどり着くための10の簡単なステップ」を読んで、私も自分の心の幸せのために、他者に寛大になり、仕事で共同体に協力したり、経験にお金を使ったり、今を楽しむことを心がけようと思いました。
「人間」について知りたいと思う方は、ぜひ皆さんもこの本を読んでみてはいかがでしょうか。