シナプスの笑いバックナンバー

シナプスの笑い」は2006年の創刊号から2024年10月現在Vol.54まで刊行されています。
それぞれの内容について、さらに詳しく知りたい方は購入ページよりご確認ください。
なお、「シナプスの笑い創刊号」~「シナプスの笑いVol.6」は、絶版のためAmazon Kindleより電子書籍版のみ販売しております。

 

シナプスの笑い 創刊号
当事者の視点から当事者の言葉で「体験知」として精神障がいの事象を発信することを目指して、雑誌「シナプスの笑い」が創刊されました。
幻覚・幻聴の数多の霊との戦いを綴る「霊界大戦」、精神病院の何気ない日常を描く「たぎり」の連載が始まります。座談会では「精神病からの回復」と「退院の仕方」をテーマに医師・看護師・臨床心理士も交えて意見交換しました。
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A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体476円+税) 
ISBN 1883-0374 
2006年3月1日発行

 

シナプスの笑い vol.2
戦災地や紛争地の子供たちにアートやエンターテイメントを通してこころの手助けをしようと活動しているNGO「国境なきアーティストたち」。その代表エクトル・シエラ氏とおこなった座談会の前半を掲載しました。文化の違いによりしあわせの定義も異なってくることが浮き彫りにされます。
「医療の現場から」では、精神科医がストレスと上手く付き合っていく方法を解説します。心の中に「ストレスが入ってくる浴槽」があると仮定すれば対処法を考えやすいことがわかります。
「ノンフィクション精神科事典体験者版」の連載がスタート。実体験をもとに医療の言葉を再定義する試みが始まりました。
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A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体648円+税)
ISBN 1883-0374
2006年7月26日発行

 

 

シナプスの笑い vol.3
NGO「国境なきアーティストたち」の代表エクトル・シエラ氏を交えておこなった座談会の後半を収録。国によって幸せの定義や芸術の表現が異なることを見出します。エクトル氏の詩と、ワークショップで使用したテキスト「こころの力の育て方」も掲載しました。
特集は「みるということ」。精神医学の病的現象として、見ること見られることに関わるものは多く、ラグーナメンバーが辛いまなざしの体験と自分なりの乗り越え方を語ります。
体験者が答える「お笑いお悩み相談室」では、禁煙方法について話し合いますが、たばこをやめることの難しさがかえって浮き彫りになることに。
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A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体667円+税)
ISBN 1883-0374
2006年11月30日発行

 

シナプスの笑い vol.4
きくということ-幻聴-をテーマに特集を組みました。幻聴と創作との関係について、「霊界大戦」の著者竜人氏と、新連載漫画「ちんとろきゅう」の作者鶴丸深海魚氏に話を聞きます。「きこえてくるよちんとろきゅう」は、幻聴体験をコミカルに描いた親しみやすい漫画です。
ラグーナのメンバーにも実際に幻聴が聞こえるときの様子を聞き、幻聴との付き合い方や対処法について考えます。
座談会は、「生きる力、生かされる力」をテーマに語り合いました。辛い症状の渦中にあって自分を生かしてくれた力は何なのか、真に迫る実体験が披瀝されます。
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A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体667円+税)
ISBN 1883-0374
2007年4月14日発行

 

シナプスの笑い vol.5
特集は「働くということ」。「シナプスの笑い」の編集・販売作業は有限会社ア・ライズに委託され、精神障がいを抱える方が「仕事」としておこなっています。そこで働くメンバーと、働くこととは何かについて話し合ってみました。働くことが持つさまざまな意味とその影響を各自が語った後、座談会形式で相互に意見を深めていきます。
連載作品「霊界大戦」「たぎり」がともに最終回を迎えます。エッセイ・自伝では、さまざまな体験を経てきた当事者の方々が、人生を振り返ってありのままの思いを書いてくれました。人生山も谷もありますが、自分なりに生き抜くことの尊さを痛感させられます。
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A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体667円+税)
ISBN 1883-0374
2007年10月27日発行

 

シナプスの笑い vol.6
特集は「病院に行くまで-変だな?と思ってから-」。東邦大学医学部の水野雅文教授が、身体の病と同様に、「こころの病の早期発見の重要性」について寄稿してくださいました。複数の体験者の方々も、初めて病院に行くまでの一筋縄ではいかない過程を綴っています。
「自助会探訪」では、鹿児島市の精神障がい者ネットワークの確立を目指す「鹿児島精神医療福祉ユーザーネット準備会」の発足式の報告と、参加者の皆様に語っていただいた就労についての体験を掲載しました。
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A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 1883-0374
2008年8月25日発行

 

シナプスの笑い vol.7
特集は「親しくなること」です。親しくなるとはどういうことなのか、座談会で話し合います。どんな人に親しみを感じるのか、病前病後で親しさの感覚は変わったのか。精神科医の神田橋條治先生にもお話をうかがい、親しくなるほど情報量が増えて脳の処理に負荷がかかるため、人とは一定の距離を保つ生き方が有用とのアドバイスをいただきました。
精神障がい者の交流と社会参加を目的として開催された「友愛フェスティバル」における体験者発表も収録しました。さまざまな症状を抱える当事者、家族の方々が、自らの体験を率直に語ってくれました。
投稿は、短い文章のなかに、内に秘められた苦悩を凝縮して表現した体験記三編を掲載。エッセイ「千の風になって」は、それぞれ精神と身体に障がいを抱えた二人の、淡くて短かった老いらくの恋の物語です。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 1883-0374
2009年1月17日発行

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シナプスの笑い vol.8
特集では、想田和弘監督の映画『精神』を取り上げます。精神科クリニック「こらーる岡山」を舞台に、精神疾患の当事者とそれを取り巻く人々が織り成す世界をつぶさに観察したドキュメンタリーで、数々の映画祭で賞を獲得しました。
座談会のテーマは「精神病体験における自信について」。自信を失いやすい病といえる精神疾患。能力の低下やマイナス思考に悩まされつつも、少しずつ自信を回復する対処法を話し合います。
連続二話掲載の投稿「障害者家族体験記」は、「精神障がい者の妻と職親兼ねて四十年」の第一話。育児ノイローゼから統合失調症を発症した妻と子ども二人を抱え、生きるために奮闘する姿が描かれます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 1883-0374
2009年5月21日発行

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シナプスの笑い vol.9
座談会のテーマは「見えない病ゆえの悩み」です。目には見えない病であるがゆえに誤解を受けることも多く、周囲とのギャップが生じやすい精神疾患の症状を、どのように伝えれば相手に理解してもらえるのか、ロールプレイを通じて探ってみます。
特集では、精神科地域医療を取り上げた映画「精神」と、その監督想田和弘氏の著書「精神病とモザイク」を取り上げます。体験者による感想と想田監督からのメッセージを掲載しました。
体験者が病を振り返る新企画「視線恐怖って何?」が始まります。対人恐怖症に悩んできた半生を当事者が見つめ直します。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 1883-0374
2009年9月30日発行

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シナプスの笑い vol.10
巻頭の座談会では、精神医療保健福祉に関心を持って取材を続ける共同通信社の記者をゲストに迎え、精神障がい者特有の「とっつきにくさ」をテーマに語り合います。自分が自分に抱く偏見の緩和や外とのコミュニケーションの重要性が挙がりますが、社会で問題になりやすい「精神障がい者による犯罪」へと話題が移り、白熱した議論が展開されます。
インタビューでは本誌編集長の竜人と短歌随想集「風の歌を聴きながら」の著者東瀬戸サダエ氏に話をうかがいます。お二人が語る、統合失調症とともに生きることの意味とは。
体験者が病を振り返る企画「視線恐怖って何?」では、高校~大学卒業後までにおこった症状と対処法を掲載します。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-02-4 C0093
2010年1月31日発行

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シナプスの笑い vol.11
座談会では、精神障がいを持つ人にとって難しい問題である「対人関係について」をテーマにSST方式で話し合ってみました。SST(Social Skills Training)とは、「社会生活技能訓練」と訳され、ロールプレイなどを通して、対人関係を良好に維持する技能を身につけ、ストレス対処や問題解決ができるスキルを習得する療法です。
特集では、東瀬戸サダエ氏の著書「風の歌を聴きながら」を紹介。中井久夫先生や篠原三郎氏による書評を通して、その魅力をあらためて発見します。
体験者が語る「視線恐怖って何?」は最終回です。戸惑いながらも精神科の門を叩き、次第に落ち着きを取り戻していく様子を描きます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-03-1 C0093
2010年6月1日発行

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シナプスの笑い vol.12
巻頭特集では、精神障がい体験者が「勇気づけられた言葉、励まされた言葉」を紹介しています。
鹿児島県精神保健福祉連合会主催の「友愛フェスティバル」で弊社営業部が発表した原稿も収録。働く喜び、仕事の苦労、日々の心掛けや目標など、前向きに生きている現在を伝えます。
今号から「ラグーナ出版制作部の本づくり」を紹介するシリーズが始まりました。第一回では製本という仕事の内容とミニノートの作り方をご案内します。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-51-2 C0093
2010年10月1日発行

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シナプスの笑い vol.13
巻頭特集では、精神障がいを抱えながら生きるうえで常に大きな問題となる「就労で大切なこと」を取り上げます。体験発表2編を紹介し、座談会では生き生きと働くために工夫していることについて語り合いました。
また、闘病のなかで人生を短歌に詠み続けた東瀬戸サダエ氏の自伝エッセイをまんがで伝える企画がスタート。22年間の病棟生活や、ともに生きた人々の姿を温かな視線で描きます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-05-5 C0093
2011年2月1日発行

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シナプスの笑い vol.14
巻頭の座談会では、「精神科診察のコツ」について話し合います。困ったことを診察時にうまく伝えるにはどうすればよいか、各自の経験をもとに考えます。
また、東日本大震災で被災した投稿者からいただいたメールを紹介し、現地の状況や未来への希望を伝えます。
今号からオーストラリアで実践されている中学高校の包括的学校精神保健プログラム「Mind Matters」(「マインド マターズ」)の紹介が始まります。実際に使用されているテキストを翻訳して解説します。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-07-9 C0093
2011年6月1日発行

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シナプスの笑い vol.15
法政大学大学院教授であり弊社顧問の坂本光司先生、そのゼミ生、そして弊社社員とで「共に働く社会を目指して」と題して行った座談会を収録しています。雇用する側、される側から、働く上で求めるものについて率直に語り合いました。
また、その座談会に参加された、障害をもつ子供を抱える経営者の手記を掲載しました。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-11-6 C0093
2011年10月3日発行

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シナプスの笑い vol.16
「しあわせの国ブータン特集」として、ブータン人留学生と精神障がい体験者や精神科医による座談会、及び精神科医によるブータン探訪記を収録しています。
また、多重人格障害とも称される解離性同一性障害の体験者と、シニカルな幻聴に悩まされた統合失調症体験者が、独自の方法で幻聴と現実を切り離した体験を語ります。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-13-0 C0093
2012年2月1日発行

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シナプスの笑い vol.17
厚生労働省委託事業セミナー「はたらくよろこびをひろげよう」で発表された、社会でたくましく働く2人の精神障がい体験者の就労体験を掲載しました。
東日本大震災における精神科医療福祉の復興手記も収録。座談会では、元新聞記者をゲストに迎え、全ての人にとって住みやすい街について精神障がい体験者らと語り合います。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-15-4 C0093
2012年6月1日発行

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シナプスの笑い vol.18
座談会では、自閉を通して統合失調症を回復していった軌跡を体験者たちが語り合います。
利用者の希望に寄り添いながら、入院に頼らないで地域で暮らすことを目指す精神医療保健福祉の新たな挑戦「アウトリーチ推進事業」に関するスタッフの講演も収録しました。
新連載の漫画「サバイバーズ・ミッション」では、作者が受けたいじめの体験を土台に、つらかった経験を他者のために活かそうと試みます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-16-1 C0093
2012年10月1日発行

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シナプスの笑い vol.19
法政大学大学院坂本光司教授による、障害者雇用についての講演演説を収録しました。障がい者雇用を行っている会社を紹介し、それらの会社が高い業績を維持していること、さまざまな人間ドラマが秘められていることを実例を挙げて語っていただきます。
座談会のテーマは「しなやかに生きる」。障がいを受け流す、細い枝のようなしなやかさを身につけるための生活の知恵を話し合います。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
978-4-904380-18-5 C0093
2013年2月1日発行

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シナプスの笑い vol.20
平成18年に第1号を刊行以来、今回で20号を迎えることができました。これを機に、表紙や構成をリニューアルいたしました。
新連載「これからの精神科病院」では、長期にわたって精神科病院に入院している方、入院を経験し地域で生活している方、また、精神科医の三者の視点から、希望を持ちながら生活していくためにできることを考えます。
精神障がい者を実際雇用している現場から、雇用主の思いを伝えていくシリーズもスタート。第一回は、東京世田谷区にある藍工房グループです。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-26-0 C0093
2013年6月10日発行

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シナプスの笑い vol.21
「これからの精神科病院」では、工藤潤一郎精神科医が、自らの病院勤務を振り返りながら、現在、精神科病院で問題となっている長期入院について語ります。
また、当事者発信のリカバリープログラムとして注目されているWRAP(ラップ)をご紹介します。WRAPとは日本語で「元気回復行動プラン」と訳され、当事者による当事者のための活動です。ファシリテーターの方にお話をうかがいます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-27-7 C0093
2013年10月10日発行

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シナプスの笑い vol.22
統合失調症、広汎性発達障害(アスペルガー症候群)のある方が、心の病気になって途方に暮れたとき、いかに生き抜いたかを、将来への希望とともに語ります。
「これからの精神科病院」では、昭和末期から現在にいたるまで時代の流れと共に変化する精神科病院を見つめてきた精神科医にとともに、課題と自分たちができることを考えます。
座談会では、統合失調症になって苦しかった状況から立ち直った転回点を語り合います。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体762円+税)
ISBN 978-4-904380-28-4 C0093
2014年2月10日発行

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シナプスの笑い vol.23
特集では、統合失調症の経験を活かして、支援の現場でピアスタッフとして活躍する方々のお話をうかがいます。
また、地域での居場所がないために7万人の患者が入院を余儀なくされている日本の現状を鑑み、地域での他業種のネットワークを通したこれからの精神医療を精神科医の工藤潤一郎氏が語ります。
座談会では、全国七千社以上の企業を視察した坂本光司教授がラグーナ出版を訪問し、精神障害を抱えながら働くメンバーと「なぜ私たちは働くのか」を語り合い、働く意欲の根源にあるものを探っていきます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-31-4 C0093
2014年6月20日発行

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シナプスの笑い vol.24
座談会では、統合失調症急性期の恐怖からいかに脱出したか、そして回復期における芸術の役割は何かについて、精神科医で劇作家の胡桃澤伸氏を迎えて語り合います。
特集では、病の嵐のあとで心の平和を得るに至った道のりと、てんかんを抱えながら力強く前を向いて生きるための発作の対処法をテーマにお話をうかがいます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-32-1 C0093
2014年10月20日発行

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シナプスの笑い vol.25
精神疾患の当事者や関係者に直接話をうかがい、現代の五大疾患の一つとなった「心の病」を身近に感じてもらえれば…そんな思いからラジオ番組のシリーズ制作を企画しました。「シナプスの笑い・ラジオ版」の連載が今号からスタートします。
特集「これからの精神科病院」では、「病院から地域へ」という厚生労働省の精神医療政策のもとで取り残される患者さんも多い中、工藤潤一郎先生のクリニック開設にいたる思いを聞き、精神科医療について地域から考えます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-37-6 C0093
2015年2月20日発行

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シナプスの笑い vol.26
統合失調症の経過研究をはじめ患者への繊細な配慮を視座に据えた研究で精神医学会の第一線で活躍され、医療者・患者への示唆に富む中井久夫氏の著書を患者の視点から読み解いてゆく企画が今号から始まります。
特集では、精神障害者家族会の方にお話を伺い、精神障がい体験者を子にもつ親の思いを語ってもらいました。

A5判(148×210ミリ)
136頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-42-0 C0093
2015年6月20日発行

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シナプスの笑い vol.27
26号に続き、統合失調症の経過研究をはじめとして、本邦精神医療界の第一人者として知られる中井久夫氏の言葉を、患者の視点から丁寧に読み解いてゆきます。
シナプスの笑い・ラジオ版では、ベストセラー『日本でいちばんたいせつにしたい会社』の坂本光司・法政大学大学院教授をゲストに迎え、雇用の現場から、障害者の働く意味について考えます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-44-4 C0093
2015年10月20日発行

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シナプスの笑い vol.28
シナプスの笑いは皆様に支えられて創刊から10年を迎えることができました。
中井久夫氏のテキストを患者が読み、自らの体験をもとに考える連載は第3回に入り、その当事者たちと、『泣いて笑ってまた泣いた』の著者である倉科透恵さんとの対談も収録。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-48-2 C0093
2016年2月20日発行

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シナプスの笑い vol.29
シナプスの笑いが精神科病院から生まれて10年。
今後も病院、地域で暮らす患者の表現する場となり、自らの営為を問い直しながら、小さくとも確かな希望を伝え続けていきます。
今号のシナプスの笑い・ラジオ版は沖縄から。他に、デイケアでバンド活動を行うメンバーの体験発表や、避けては通れない「人との距離の取り方」をテーマにした座談会を掲載。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-51-2 C0093
2016年6月20日発行

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シナプスの笑い vol.30
精神科病院から生まれたシナプスの笑いは、多くの人に支えられ、おかげさまで30号を迎えることができました。
病院や地域で暮らす患者の言葉を通して、これからも精神疾患の〈現在〉 を伝えていきます。
シナプスの笑い・ラジオ版の最終回は北海道の就労支援事業所の話をうかがいました。
人との距離の取り方について考える座談会は、最も身近な家族との関係を語り合います。
巻頭では精神疾患を抱える人の休み方調査を特集。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-57-4 C0093
2016年10月20日発行

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シナプスの笑い vol.31
精神科病院から生まれたシナプスの笑いは、皆さまのご理解とご支援のもと、創刊から31号を迎えました。
今回から始まる新企画「地域にひろがる精神医療と保健福祉」では、新聞記者が取材した精神科医療の現状報告と統合失調症を発症した当事者の体験記を掲載。
精神障がい者の就労に目を向けた特集では、ハローワークや就労支援事業所を取材してお話をうかがいました。
座談会では、ストレス社会の現代で増え続ける「うつ」症状の当事者が、お互いの体験と対処法などを語り合います。
中井久夫の言葉を患者が読み解く連載は、精神健康のいしずえとなる睡眠がテーマです。 そのほか、新連載「漢字の語源から精神文化を語る」では、福祉の「祉」について解説

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-59-8 C0093
2017年2月20日発行

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シナプスの笑い vol.32
「地域へひろがる精神医療と保健福祉」では、精神障害者の地域生活化を推進してきたイタリア訪問記と現地でのインタビューを今号・次号にわたり特集します。
また、最近耳にする機会が多くなった「WRAP」(元気回復行動プラン)についてその魅力を紹介します。
座談会では、沖縄から来訪された横田泉先生をはじめとする精神医療チームと、ラグーナ出版で働く統合失調症患者たちが交流します。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-61-1 C0093
2017年6月20日発行

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シナプスの笑い vol.33
巻頭特集では、精神障がい者が生きやすい社会へ向けたメディアの果たす役割について、テレビ局・新聞社・ラジオ局に取材しました。「地域へひろがる精神医療と保健福祉」は、イタリア訪問記の中編です。精神保健において大きな役割を担うUFE(当事者とその家族)の活動を紹介します。
座談会では、フランスの制度精神療法を日本に紹介した三脇康生氏を招き、疎外の乗り越え方を考えます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-66-6 C0093
2017年10月20日発行

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シナプスの笑い vol.34
特集では、社会から見えないまま長期化・高齢化の進む「ひきこもり」をテーマに、脱出への手掛かりを考えます。イタリア地域精神医療連載の後編は、ウッフェのイタリア全国大会への参加レポートです。 座談会では、友人が調子を崩しそうなときのより良い対応の仕方について語り合います。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-72-7 C0093
2018年2月20日発行

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シナプスの笑い vol.35
「A型事業所に未来はあるか」をテーマに、逆風にさらされつつあるA型就労継続支援事業所の経営者二人と利用者が語り合い、多様性を認め合う豊かな社会におけるA型事業所の必要性と今後のあり方を考えます。 巻頭特集では、最近注目されているピアサポート専門員にフォーカス。精神疾患経験者が患者の回復を支援する職業について紹介し、実際に医療現場で活動している専門員の方に、仕事内容などをインタビューしました。 座談会では、誰にでも訪れる死、そのときまでにやっておきたいことについて話し合います。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-76-5 C0093
2018年6月20日発行

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シナプスの笑い vol.36
巻頭特集では、当事者研究が世に広まるきっかけとなり、社会的にも注目された「べてるの家」の向谷地生良氏をゲストに迎えて開催された鹿児島での当事者研究会の模様を紹介します。次いで『精神障害とともに』が南日本新聞に連載されていたときの専従取材班の記者・三宅太郎氏へのインタビューを掲載。
座談会では、オリブ山病院の横田泉副院長や工藤メンタルクリニックの工藤潤一郎医師らと「考える患者たち」が、身体拘束、閉鎖病棟、幻聴とのつきあいかた等をテーマに語り合いました。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-79-6 C0093
2018年10月20日発行

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シナプスの笑い vol.37
巻頭特集では、公立の精神科病院をなくし、地域中心型精神医療サービスを確立したイタリアのボローニャ精神保健局前局長の精神科医を迎えて開催された会の模様をお伝えします。
座談会では『シナプスの笑い』の投稿者をゲストに迎えて「病気になって得たもの、失ったもの」をテーマに当事者同士語り合います。中井久夫を患者の視点から読み解く企画では、「働くということ」について考えます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価 (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-81-9 C0093
2019年2月20日発行

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シナプスの笑い vol.38
巻頭特集では、デンマークの精神科・認知症専門医師ハンス・カルオップ氏による特別講演を掲載。なぜデンマークは「国民の幸福度ランキング世界第一位」なのか?日本をより住みやすい国にするために私たちができることについて再考します。座談会では「ラポール(信頼関係)の大切さ」について、岡山からのゲスト二名を迎えて語り合いました。 また、特別企画として二十年以上の長期入院から退院の夢を叶えた女性についてのドキュメンタリー番組を制作したディレクターとその女性を迎えて病院から地域へのこれからの精神医療についてお話を聞きました。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-84-0 C0093
2019年6月20日発行

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シナプスの笑い vol.39
巻頭特集では、共同生活援助(グループホーム)の今をとりあげる。「グループホーム」についてのQ&Aの解説のほか、実際グループホームではどんな暮らしがあるのか、医療法人運営タイプ、民間タイプの二カ所のグループホームを取材。その詳細を紹介します。 また、特集記事として障がいのある方々が日頃培った職業技能を互いに競い合うアビリンピック鹿児島大会の取材を行い、競技の種類や参加資格の解説と、大会の様子を伝えます。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN 978-4-904380-86-4 C0093
2019年10月20日発行

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シナプスの笑い vol.40
巻頭特集では、 精神科訪問看護の現在をとりあげる。利用者のインタビューを交え、鹿児島市にある二カ所の訪問看護ステーションを紹介します。 また、座談会ではネット依存についての前編。スマホの普及により劇的に増えたネット依存の問題について、SNSやゲームなどとの距離の取り方などを様々なメンバーで語り合いました。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN 978-4-904380-89-5 C0093
2020年2月20日発行

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シナプスの笑い vol.41
巻頭特集では、 精神科病院の売店をとりあげました。精神科病院の売店に取材協力いただき、病院や患者の売店に対する思い、売店の意義などを紹介します。 また、座談会ではネット依存についての後編。メリット、デメリットの両面を踏まえた上での、ネット、スマホとの程よいつきあい方を考えました。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN 978-4-904380-94-9 C0093
2020年6月20日発行

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シナプスの笑い vol.42
巻頭特集では、34号(2018年2月)でも特集した、「ひきこもりからの脱出」第2弾。今回は、ひきこもり支援の窓口となる事業所や組織を取材。また、貴重な当事者体験談も紹介し、脱出のきっかけを探りました。座談会では「安定期を長続きさせるには」をテーマに不安な時のブレーキのかけ方のコツや、不安定期の対処法などについて語り合いました。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN 978-4-904380-98-7 C0093
2020年10月20日発行

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シナプスの笑い vol.43
巻頭特集は、精神科医という人
「精神科医」とは、どんな人? 今回は臨床経験が豊富な熟練の精神科医三名に取材。
高宜良氏、近藤廉治氏、横田泉氏、その治療思想や本音に迫りました。
座談会では「クローズで働くこと」をテーマに『ぼーっとすると、よく見える―統合失調症クローズの生き方』(ラグーナ出版、2020 年)の 著者あべ・レギーネさんをゲストに迎え、本に込めた想いやクローズで働くことについて語り合いました。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN978-4-910372-04-4 C0093
2021年2月20日刊行発行

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シナプスの笑い vol.44
巻頭特集は、「ひとりひとりがつながる生き方」少子高齢化、コロナ禍……と、ライフスタイルが大きく変わってきた現代。
精神障がい者の“孤独感”に関するアンケートを基に、「おひとりさま」のより良い生き方を探る。その一つとして、ゆるやかなつながりをつくる、日本初のおひとりさまメディア「ひとりとひとり」の活動を紹介する。
連載特集、地域へひろがる精神医療と保健福祉では、鹿児島市で15年前から地道な活動を続ける「兄弟姉妹の会」を取材し、その思いに迫る。最近、国会やメディアでも取り上げられる「ヤングケアラー」の存在。当事者だけでなく、その周りの家族や関係者の思いにも目を向け、それぞれが自分らしく生きられるよう、ともに歩むための可能性を探る。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN978-4-910372-08-2 C0093
2021年6月20日刊行発行

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シナプスの笑い vol.45
特集は、「相談支援事業所の仕事」。相談支援事業所の仕事内容の紹介や、相談支援員・利用者へのインタビューを通して、支援する人・される人のしなやかなつながり方を探る。また、新企画シリーズ「信頼と希望―尊厳を守るイタリア地域精神医療の現場」と「医療福祉を愛する人たち」をスタート。1987年に精神科病院を廃止し、地域精神医療に転換したイタリア。現地取材から見えてきた「尊厳と権利を守る支援」をもとに、私たちが日本でできることを考えていく。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN978-4-910372-12-9 C0093
2021年10月20日刊行発行

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シナプスの笑い vol.46
特集は、「薬との上手なつきあい方 精神科医へのQ&A」。三人の精神科医、工藤潤一郎氏・高宜良氏・森越まや氏とともに、患者が主体となる治療をめざした、薬との上手なつきあい方について考察する。
考える患者たちの座談会は「暮らしの中で私がこだわっていること」をテーマに、WITHコロナ時代の現在を、暮らしの変化も交えながら語り合う。
「医療福祉を愛する人たち」では、東京都でご活躍中のNPO法人三鷹陽だまり企画社員、船木陽介さんにフォーカス。地域精神医療への熱い思いを紹介する。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN978-4-910372-17-4 C0093
2022年2月20日刊行発行

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シナプスの笑い vol.47
特集は「睡眠を整える」。健康や生活に大きな影響を及ぼし、精神疾患の発症にも深い関わりのある睡眠。精神科医・中井久夫氏の言葉を道しるべに、より良い睡眠について考える。また、考える患者の睡眠アンケートから、実態や睡眠を整える工夫などを紹介する。
特別企画「講演録 統合失調症臨床の経験 心の平和をめぐって」では、精神科医・工藤潤一郎氏による「杉並家族会」での講演を要約して収録。患者の「心の平和」を守り、患者のそばで過ごすことを大切にしてきた工藤氏の話に、静かに深く耳を傾けてほしい。
考える患者たちの座談会は、「コンビニと私」がテーマ。簡便さについて、コンビニの意義、コンビニは居場所になり得るかなど、働いた経験を持つ患者の裏話を交えながら、現代社会の象徴コンビニについて面白おかしく語り合った。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN978-4-910372-20-4 C0093
2022年6月20日刊行発行

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シナプスの笑い vol.48
特集は「食とメンタルヘルス」。「食事は養生」をテーマに、管理栄養士の土井和子さんをお招きし、心に効く食材、食べ方やメニュー等を紹介していただく。後半では、編集部のエピンビ・星礼菜による簡単クッキングの模様を、写真解説付きでご紹介。自分でできる治療の一つとして、楽しく調理を取り入れ、より良い回復につなげていきたい。
特別企画「一足の草鞋で精神科医と劇作家を~2022年秋の「精神病院つばき荘」の上演に寄せて」では、精神科医で劇作家のくるみざわしん氏に、作品に寄せた熱い思いを書き下ろしてもらった。演劇で精神医療の本質に迫る。
連載「探究ー統合失調症とはどんな病気か? 中井久夫を患者の視点から読み解く」では、8月8日にご逝去された精神科医、中井久夫先生を追悼し、弊社代表の精神科医/森越まやとブータン精神科医/チェンチョウ・ドルジ氏が言葉を寄せた。ともに中井の言葉を読み解いてきた考える患者たちも、中井への熱い思いやテーマ「ゆとりを味わう」について語る。
座談会は、今年1月4日弊社より刊行のエッセイ『恋するこころ、旅するこころ』の著者、遠藤ゆきさん姉妹を迎え、「生活再開への道」をテーマに語り合った。心の病を経て見えてきた、それぞれの彩り豊かな人生を感じてほしい。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN978-4-910372-22-8 C0093
2022年10月20日刊行

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シナプスの笑い vol.49

特集は「呼吸を整える」。私たちの心と深い関係のある“呼吸”に焦点をあて、呼吸アドバイザーとヨガ講師に話をうかがった。いつも私たちの生命とともにある呼吸だが、体験や理論を通して見えてきた呼吸の力は想像以上に大きく、続けることで着実に心と身体に良い影響を与えてくれるという。また、今回はそれぞれの講師に呼吸法やストレッチの実践をしていただき、読者の皆さんが好きな時間に自分のペースで実践できるよう、いくつかご紹介している。ぜひ呼吸法を身につけて、回復の一助にしてほしい。
連載「世界の精神医療・保健福祉を学ぶ」では、通常の「イタリア地域精神医療の現場」インタビュー記事に加え、昨年末に開催された「再発見された言葉たち イタリア全国大会」への参加の様子を紹介。イタリアに学び、日本でも私たちの言葉をみつけていきたい。
福祉事業所紹介では、鹿児島の観光地・指宿の観光ホテルの中で就労支援を行う、A型・B型事業所「フェニックス」にインタビュー。観光×福祉の新しい視点で行われる障碍者就労の形に注目したい。
その他、新連載「体と心に優しいレシピ」をスタート。“食事で元気になろう”を合言葉に、管理栄養士・土井和子氏によるエッセイ&簡単レシピ集に乞うご期待。リクエスト等もお待ちしています!

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN978-4-910372-27-3 C0093
2023年2月20日刊行

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シナプスの笑い vol.50

祝50号記念、特別増量版でお届け!
冒頭では、創刊号からこれまでの歴史を振り返り、代表・森越のお礼の言葉、応援者代表として精神科医や常連読者の方々から頂いたメッセージなどを紹介。地域で暮らす方々、入院中の方々…、全国各地からあたたかい言葉や心の声を届けてくださる皆さんに、これまでの感謝とこれからの希望を込めてお送りする。また、50号記念で募集したゆるキャラ大賞を発表。大賞の「しなっぷー」が、今号からひそかに登場。しなっぷーの今後の活躍に乞うご期待!
特集は「垣根を越えて語り合おう~生きるとは?」。人間の永遠の課題である大きな問いに向き合い続ける宗教家、鹿児島曹洞宗・直指庵住職の鎌田厚志氏にお話を伺った。普段はあまり聞くことのできない禅の考え方、坐禅や托鉢の意味、そして私たちは宇宙の大きな流れの一つであること…、味わい深いお話から、より良く生きるための経験や知恵を学んでみよう。
連鎖「世界の精神医療・保健福祉を学ぶ」では、通常の「イタリア地域精神医療の現場」インタビュー記事に加え、花野真栄氏による現在のイタリア・トレント探訪記を収録。今も変化し続けるイタリア精神医療の現場から、私たちは日本で何ができるのかを探ってみたい。
座談会は、イギリスと東京の医療福祉の世界で活躍する高尾有希さん、夏希さん姉妹をゲストに招き、イギリスの精神医療、外国で生活する際のアイデンティティの確立などについて、自由に語りあった。次々と質問が繰り出され盛り上がった楽しい会の様子を、ぜひ味わってほしい。
他、福祉事業所紹介は鹿児島市のA型就労でわらび餅のスイーツ屋を営む「warabi」を取材。朗らかな雰囲気の職場で生まれる美味しいスイーツは魅力がいっぱい。土井和子氏の「体と心に優しいレシピ」は、揚げない酢豚を紹介。お酢料理で梅雨時期の鬱々気分を吹き飛ばそう!
A5判(148×210ミリ)
152頁
定価  (本体727円+税)
ISBN978-4-910372-29-7 C0093
2023年6月20日刊行

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シナプスの笑い vol.51

特集は、前号の“垣根を越えて語り合おう”第二弾、「宗教家への問い?祈るということ」。地域に開かれた静かな祈りの場所で、生きることに困難を抱えた人たちに真摯に寄り添い、深い愛情で支えてこられた、レデンプトール宣教修道女会の地区長「澤ヤエ子」氏にお話を伺った。「祈ること」の深い意味、そこから生まれ出てくる「恵み」「生きる力」について考えてみたい。

特別企画「宮澤賢治 心象風景の古層」は、シナプスの笑い50号記念として開催した特別講演会を収録。第二号から連載「字解」を執筆してくださっている山本史也氏による、宮澤賢治の精神世界をたどる旅は、漢字の歴史と相まって深い味わいの独特の内容となっている。質疑応答も含め、違う角度からの賢治の考察に耳を傾けたい。

また、注目の新規連載「文学と精神」をスタート。毎号、精神疾患を扱った文学作品を一冊ずつ取り上げ、その中に描かれた声――かつて狂気と名指され、奪われ続けた精神疾患患者の声――を、表現や時代背景とともに読み解いていく。著者の鈴木優作氏(鹿児島大学「鹿児島の近現代」教育研究センター特任助教)は、著書の『探偵小説と〈狂気〉』が2022年の第75回日本推理作家協会賞の最終候補作にもなった文才。社会的な評価とは異なる、精神疾患の正の面に焦点を当てた解説など、これからぜひ、毎号楽しみに!

他、座談会は、精神科医で劇作家、くるみざわしん氏をゲストに招いて開催。「医者任せにして病気は治るのか?」。次々と患者から繰り出される率直な問いに、精神科医はどう答えるのか? 希望のある着地点にたどり着くその過程を、自分ごととして考えながら読んでほしい。

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体727円+税)
ISBN978-4-910372-35-8 C0093
2023年10月20日刊行

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シナプスの笑い vol.52

特集は、垣根を越えて語り合おう「こころを学ぶということ〜こころの専門家・臨床心理士への問い」。さまざまな場所で臨床経験を持つ、鹿児島大学大学院臨床心理学研究科教授・久保陽子氏に、心理士としての思想、臨床作法、こころに寄り添うということについてお話を伺った。こころの病の回復に深くかかわる心理士は、普段どのようなことを考え、どのような思いで私たちに伴走してくれているのか。こころの回復過程、カウンセリングの心得、ピアと専門家の違い…など、久保氏の実直なお話に力をもらいながら、自分のこころと向き合う時間にしてほしい。

特別連載シリーズ「高次脳機能障害を理解する」の第1回では、「明日に希望を灯す動画作成委員会」の清水博史氏が、発症前、後の体験談を語る。清水氏は2013年に脳損傷で高次脳機能障害を発症した当事者。ある日突然、障がい者となり、暗闇に突き落とされた後、もう一度希望を持ち回復に向かって歩き出すその道程を、同じ病の当事者と共に動画にしてアーカイブする活動は全国的に注目を浴びている。第2回・3回もお楽しみに。

「文学と精神」では、太宰治の『HUMAN LOST』を読み解く。薬物中毒により入院させられた精神病院での出来事や心情を基に書かれた作品、“狂気”の真相が興味深い。
座談会は、「読書が私に教えてくれたこと」をテーマに、本好きのメンバーが好きな本について熱く語り合った。各メンバーがお薦め本も紹介するので、ぜひ回復の一助に。
心と体に優しいレシピは「おからピザ」。自宅でも簡単にできるピザに、春の菜の花を載せて。ぜひお試しあれ!

他、投稿作品「元父はスーパースター(完結編)」「お守り幻聴ぱぷりこ徒然日記」「あなたが笑顔でありますように(前編)」など、全国から集まった241作品をご紹介。連載作品も大募集中!奮ってご応募ください!!

編集/ラグーナ出版
A5判・並製本A5判並製 128頁  
ISBN978-4-910372-39-6 C0093 C0093
定価800円(本体727円+税)
2024年2月20日刊行

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シナプスの笑い vol.53

特集は、令和6年4月5、6、7日の3日間にわたり開催された、弊社主催のシンポジウム「再発見される言葉たち 日伊大会第1回」の大会概要をご紹介。今回の大会は、2017年、弊社代表の森越まや・川畑善博がイタリア・トレントの地域精神医療の現場を取材し、交流を続けてきたことから生まれた。イタリアは、1978年に精神疾患の治療の場を病院から地域へ転換することを法で定め、以来、地域の中で治療が行われている精神医療の先進国。今回は、その支援の要である「再発見される言葉たち」運動の創始者、精神科医レンツォ・デ・ステファニ、その他当事者・家族ら5名が来鹿、また日本各地からユニークな活動を行う精神科医や仲間たちも集まり、日本の精神医療の未来を語る会となった。イタリアチームの講演、イタリアと日本チームのピアの対談、そして何より参加者の熱気で醸成された自由で温かな場から、希望を感じる言葉たちが再発見された。本号は概要のみ紹介するが、ぜひその雰囲気を味わってほしい。次号より各コンテンツを一つずつ丁寧に紹介するので、お楽しみに。

特別連載シリーズ3回「高次脳機能障害を理解する」の第2回では、「明日に希望を灯す動画作成委員会」の真水博史氏が、高次脳機能障害の当事者の困りごと、対する人の困りごとについて語る。脳の情報処理の仕組みを元に、注意・記憶・遂行機能障がいが起こる過程や事例を解説。

「文学と精神」では、北杜夫・齋藤由香『パパは楽しい躁うつ病』を読み解く。病がユーモラスに描かれる作品が、精神疾患の概念を覆してくれるかもしれない。
座談会は「あの頃は分からなかったけど、今だからわかること」。考える患者たちが、年を重ねることで見えてきた病との関わり方、親への思いなどをしみじみと語る。
心と体に優しいレシピは、台湾の人気家庭料理「ルーロー飯」。簡単に作れて、味も量もお腹を満たしてくれること間違いなし。食欲の落ちる時期にぜひトライ!
他、投稿作品「死ぬより怖い拒食」「命短し」「“デキる自分”へのコンプレックス」など、全国から集まった239作品を厳選し、ご紹介。常連さんから新規の方まで読み応えのある作品が盛りだくさん!

編集/ラグーナ出版
A5判・並製本A5判並製 128頁  
ISBN978-4-910372-42-6C0093
定価800円(本体727円+税)
2024年6月20日刊行

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シナプスの笑い vol.54

特集は、令和6年4月に開催された精神医療保健シンポジウム「再発見される言葉たち 日伊大会 第1回」の注目コンテンツを、連載シリーズでご紹介。今号は、イタリア、トレントの元精神保健局局長で「再発見される言葉たち」運動の創始者、レンツォ・デ・ステファニ氏の基調講演を紐解く。1978年、国の法律により精神科病院を閉鎖したイタリアは、どのように市民を巻き込み改革を進めてきたのか、私たちが日本でできることは何か…希望と信頼、そして、大事な覚悟の話。

特別連載シリーズ「高次脳機能障害を理解する」の最終回では、「明日に希望を灯す動画作成委員会」の清水博史氏が、周囲とのコミュニケーションの課題、希望を灯す方法について語る。当会の今後の活動もぜひ応援してほしい。

「文学と精神」は、芥川賞受賞作の村田沙耶香『コンビニ人間』を読み解く。幼少から生きづらさを抱え、自らを“変な人間”と自覚する主人公は、“普通の人間“になって“正常な(に見える)社会”に加わろうと葛藤するが…。「普通の人間」「正常な社会」とは何なのか? それぞれの心地良い生き方を、今一度見直してみたい。

「座談会」は、スペインの精神科医Jose Ramos(ホセ・ラモス)氏をゲストに迎え、「文化の違いから見る精神医療」をテーマに語り合った。良い治療について考える中で見えてきた、“目の前の人を大切にする”という共通の思い。独学の日本語で精いっぱい応えくださった、ハートフルな座談会の様子をお伝えする。

「心と体に優しいレシピ」は、“大人のナポリタン”。鷹の爪がピリッと効いたナポリタンを、秋の味覚にどうぞ!

他、長編連載小説『小生』がスタート。また、投稿作品「退院までの道標」「重圧と体重の間で パート2」など、全国から集まった263作品を厳選し、掲載。

編集/ラグーナ出版
A5判・並製本A5判並製 128頁  
ISBN978-4-910372-44-0C0093
定価800円(本体727円+税)
2024年10月20日刊行

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