【好評発売中】絶望を乗り越えて前向きに生きる、ある美容師のものがたり。
おばあちゃんとぼく ー心に花は咲いていますか

ひいおばあちゃん。今日もたくさんの笑顔の花が咲いたよ!


多くの困難に遭いながらも、メゲずに生きてきた幼少期。
美容や芸能関係の職を経て営業で実績を上げるなか、バイク事故で脳を損傷し、一時は生死の境をさまよう。
それでもその後、懸命のリハビリを経て美容師の仕事に復帰。
今日も店に立ち続ける、その原動力とは――?真っ暗な闇の中に、光る花を探すように
絶望を乗り越え、前を向いてきた日々。
「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」みずから綴る、ある美容師のものがたり
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大友 竜也 著 
四六判 並製 164ページ 
定価1,650円(本体1,500円+税) 
ISBN978-4-910372-28-0 C0093 
2023年3月21日発行


内容


雨の中、家から追い出された幼い日。
やがて親は家を出て行き、“ぼく”は弟とともに祖父母に引き取られる。
たびかさなる困難、くじけそうになる心。やっと順調なくらしを得たのも束の間、バイク事故で脳を損傷、一時は生死の境をさまよう。
それでも、ある存在のおかげで、生き抜いてこられた。
そして、今日も美容師としてハサミをにぎり続ける。
大切な人たちや、まだ見ぬ誰かの笑顔のために。
“ぼく”がもらった「思いやり」を、今度は、ほかのだれかに届けるために。

 

目次


はじめに
第1章 こんな大人にはならない
追い出される/両親のケンカ/新しい学校/ひいおばあちゃんに会いたい
第2章 出会いと、別れ
「ひぐちさん、いますよ」/スキー場にて/受験勉強/目標、見つかる/美容師をめざして/ヨシノおばあちゃん
第3章 人生の「まさか」
再会/芸能の仕事/一瞬のできごと
第4章 美容師、復帰
何を言ってるんだ?/障害/お父さんが、泣いた/もう一度、美容師に/再出発
第5章 心に、花を
理想のお店/ボランティアへ/「わたし、美容師さんになりたい」/笑顔のために
おわりに

本文より


振り返ると、なかなか起伏の激しい半生だった。
親が出ていくとか、いじめとか、事故とか、たくさんの困難、災難、苦難があって、一歩間違えば境遇に負けていじけてしまってもおかしくなかった。(中略)でも、そうならなかったのは、ずっと、心に花が咲いていたから。
ぼくを助けてくれたたくさんの人の思いやりが、ぼくの心に花を咲かせてくれていたんだ。

著者


大友 竜也(おおとも・たつや)
1983年千葉県生まれ。
美容専門学校を卒業後、千葉県内のヘアサロンに就職。
スカウトによりモデルに転身するも、モデル事務所社長のトラブルに巻き込まれ、再び転職。
友人の紹介で保険の営業職に就き、社長杯はじめ複数の表彰を受ける。
その後購入した大型バイクで事故に遭い心肺停止に。
一命はとりとめたもののさまざまな後遺症が残るが、リハビリを経て美容院2店を開業。
現在は美容師・エステティシャンとして店に立ちつつ、さまざまなボランティア活動にも取り組んでいる。


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