統合失調症と暮らす

中井久夫のテキストを考える患者たちが読み解くシリーズ最終4巻。統合失調症を抱えて社会の中で暮らし、そして働くとはどういう意味か。豊富な臨床経験と歴史文化の知識をもとに導かれる中井の治療思想が、患者の苦悩を信頼と希望へと昇華させる。統合失調症について真摯に考察を深めながら、患者を温かく見つめ、心の豊かさを尊重した中井の思索と信念の足跡が明らかとなる。

統合失調症は癒える

中井久夫のテキストを考える患者たちが読み解くシリーズ第3巻では、統合失調症の治療と治療関係に焦点をあてる。患者の尊厳を損なわずに治療者として向き合う真摯な姿勢、急性期・入院時・薬を処方する時・ゆとりを失っている時など、治療にかかわるさまざまな場面において患者とその家族に向けられる、深い洞察に満ちた希望を処方する言葉を探ってゆく。

統合失調症をほどく

統合失調症の経過と回復への希望をたどった第1巻に続く、中井久夫のテキストを考える患者たちが読み解くシリーズ第2巻。本書では統合失調症の症状へと視点を移し、統合失調症の診断の手がかりとなるさまざまな症状を丁寧に取り上げた。各種症状への具体的な対処について、考える患者たちが中井の治療原則をふまえて自らの体験をもとに考えを深め、患者たちを縛る特徴的な症状をほどいていく。

統合失調症をたどる

患者、家族、支援者が統合失調症を理解し、ともに回復を目指すために、日本を代表する統合失調症研究者である中井久夫の言葉を患者の側から読み解き、中井自身が新たな解説を加えるシリーズ第1巻。本書では統合失調症の発症以前から急性期、回復の過程を丹念にたどり、再発を予防し回復に役立った患者自身の体験を具体的に記述。
回復を目指す患者、回復を支援するすべての人に送る、まったく新しい統合失調症の手引書。

精神障害とともに

戦後、精神疾患患者の地域生活移行が進んだ欧米諸国に対し、精神病院に収容する政策を進めてきた日本の方針が大きく変わろうとしている。地域で暮らせる、働く場所を得られる共生社会づくりが求められるなか、精神障害者を取り巻く実状を新聞社が密着取材、社会を変えたいと多くの当事者が実名や写真の掲載にも協力した。 第6回「日本医学ジャーナリスト協会賞」(新聞・雑誌部門)大賞受賞連載企画、待望の書籍化。

統合失調症体験事典

精神医学は、さまざまな現象に専門用語を使い、症状として分類し、治療につなげます。 しかし、これらの専門用語は、体験したことのない者にどれだけ伝わるでしょうか? 本書は、統合失調症をかかえる著者・竜人が、その体験を、精神医学の専門用語ではなく、自らの言葉で定義した事典です。 「シナプスの笑い」で好評連載中の「ノンフィクション精神事典」を加筆、修正し、1冊の本にまとめました。

勇気をくれた言葉たち  ~ 精神病体験を救ってくれた言葉 ~

人の一生の中で、5人に1人は何らかの形でかかるといわれる精神病。
52名の精神病体験者から、72の言葉を集めました。病気の孤独や絶望から救ってくれた言葉、身近に転がっているけれど大きな意味を秘めた言葉・・・。現在精神病に苦しんでいる方、そのご家族、医療・保健・福祉関係者、そして心の病と健康に関心のあるすべての方に送るメッセージ!

風の歌を聴きながら ~統合失調症は私の財産、人生とは最後まで生き抜くこと~

統合失調症を発症して45年。 いまや古希を迎えた著者が、22年間の病棟生活や、ともに生きた人々の姿を温かな視線でたどる。情感豊かな短歌を織り交ぜ、生きる希望をこころにともすメッセージ。
精神科医 中井久夫先生より:統合失調症を「私の財産」にしたのは、真珠が真珠貝を作るに似た命の営みだと感じてしまう。病気が人を豊かにすることもあるのだ。

世界はなにかであふれてる

日常の奇妙にねじれた時間にひそむ物語。
統合失調症を体験中の著者が聴いているのは「幻聴」なのか「霊」たちのざわめきなのか? 聴こえてくる声が教えてくれたもの…。無意識の層にそっとささやきかけられた愛、命、社会についての声をショット、詩、短編小説の形式でまとめ上げました。

働くことと回復 ―精神障がい者就労継続支援A型事業所から見えること

平成24年2月2日から6月6日の間、弊社代表川畑の執筆で西日本新聞に連載されたコラム『夢とつながりのなかで―精神障がい者就労支援―』を、一冊の本にしました。
川畑が、出版で精神障がい者の就労支援を始めた経緯、精神障がい者が抱えている悩みや問題、そして精神障がい者が働くことで人や社会とのつながりを持ち、生きる勇気と力を得ていく姿などがつづられています。