シナプスの笑い Vol.5

シナプスの笑い Vol.5

¥734

特集は「働くということ」。「シナプスの笑い」の編集・販売作業は有限会社ア・ライズに委託され、精神障がいを抱える方が「仕事」としておこなっています。そこで働くメンバーと、働くこととは何かについて話し合ってみました。働くことが持つさまざまな意味とその影響を各自が語った後、座談会形式で相互に意見を深めていきます。
連載作品「霊界大戦」「たぎり」がともに最終回を迎えます。エッセイ・自伝では、さまざまな体験を経てきた当事者の方々が、人生を振り返ってありのままの思いを書いてくれました。人生山も谷もありますが、自分なりに生き抜くことの尊さを痛感させられます。

再入荷のお知らせを希望する

年齢確認

再入荷されましたら、登録したメールアドレス宛にお知らせします。

メールアドレス

折返しのメールが受信できるように、ドメイン指定受信で「thebase.in」と「lagunapublishing.co.jp」を許可するように設定してください。

再入荷のお知らせを希望する

再入荷のお知らせを受け付けました。

ご記入いただいたメールアドレス宛に確認メールをお送りしておりますので、ご確認ください。
メールが届いていない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。
通知受信時に、メールサーバー容量がオーバーしているなどの理由で受信できない場合がございます。ご確認ください。

折返しのメールが受信できるように、ドメイン指定受信で「thebase.in」と「lagunapublishing.co.jp」を許可するように設定してください。

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※別途送料がかかります。送料を確認する

送料・配送方法について

この商品の送料・配送方法は下記のとおりです。

  • 送料

    送料

    全国一律 ¥200
通報する

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価 (本体667円+税)
SBN 1883-0374
2007年10月27日発行

年間定期購読はこちらから
https://lagunajapan.official.ec/items/38597142

内 容

特集

「働くということ」
平成19年5月から、NPO法人精神をつなぐ・ラグーナは「シナプスの笑い」の企画・立案・発行を行い、編集・販売作業は有限会社ア・ライズに委託した。自立支援法の是非は問われるが、その法の中に位置づけられた就労継続支援A型(一般就労が可能と思われる精神しょうがい者と雇用契約を結び、一般就労へ向けての訓練を行う場)のなかで、ア・ライズは活動を展開している。これまでボランティアで行っていた編集、販売作業が「仕事」となり、八名の精神しょうがいを抱える者に働く場所が生れた。
そこで働くメンバーと、働くこととは何かについて話し合った座談会の模様を収録。メンバーと話していると、働いている内容ではなく、働くこととは何かという根本的な問いの前に立たされる。そして、日々の仕事に追われ、働く上での大切な問いをいつの間にか忘れていた自分に気付かされる。メンバーの話をまとめると、「社会的な関係に出ること」「お金を得ること」「働いてみて気付いたこと」に分けることが出来るように思う。
働くことに慣れて、疲れすぎて、もはや働く意味さえ分からなくなっているか方々が、ほんのひととき時間を止めて、働く上で大切な何かを思い出すきっかけになれば幸いである。

「ノンフィクション精神科辞典」
「え」のつく言葉をピックアップ。「影響」には良いものと悪いものがある。
「エロス」は神聖であり、下劣であり、必要であると考える。人の気持ちを読み取れないと「演技」はできない。我々は自分では知らない
「縁」のなかで生きている。
病気になると「遠慮」しなければと思ってしまう。

連載

「霊界大戦」
あちら側の世界が意味に満ちているのならば、こちら側の世界にはどんな意味があるろうか、霊との戦いを描く。最終回。

「れんげを摘む日」
新連載!胸が張り裂けた主人公がれんげ畑をさまよう。幻想的な作品。

投稿作品解説

作品名:「ヴィーナス」 「おかあさんのうでのなか」 「公園の二人」 「座談会働くということ」 「ノンフィクション精神科事典 え行」

「ヴィーナス」(ウナム著) は、自分に幻覚が見えたらどんな幻覚が見えてくるだろうか、と想像して書いた詩である。

「おかあさんのうでのなか」(ウナム著) は、「あの香」をキーワードにおかあさんの存在の大きさを描いた詩である。

「公園の二人」(ウナム著) は、夫婦の危機をSとFの会話によってたんたんと描いた戯曲。

「座談会 働くということ」 は、精神しょうがい体験者に、12人が参加。そこに、医療関係者としてPSWが参加。「働くということ」をテーマに仕事や障がい年金、オープン(精神病であることを話す)やクローズ(精神病であることを話さない)で働くことの良いところと、悪いところをあげて話し合った。

「ノンフィクション精神科事典え行」 は、8人の精神障がい者とPSW、精神科医によって話し合い、共編された。「え」のつく言葉より、「影響」は精神病には言葉が影響されやすいとされる。「エロス」は人類の存亡の鍵と結論づけられた。「演技」は精神病にかかるかからないにかかわらず演技は必要であると思われる。「縁」は、人生の中で一部の人とだけ出会う機会を与えられ、不思議でいて、決められている。「遠慮」では精神病になるとあらゆる面で遠慮する場面が思い当たるという意見があった。

目 次

絵:夏山秋山/鬼灯(ほおずき)(坂元ミツエ)
詩:羽(Marr )
絵:散歩中の左手(Marr)/自由/あこがれ(中村亮平)

第Ⅰ部 特集
小説:「霊界大戦」(竜人)/「たぎり」(島原保)
漫画 復活 ちんとろきゅう(鶴丸'深海魚'宜大)
小説:イマココまで千年の旅が始まる「れんげを摘む日」(中原初音) エッセイ 思うままひとり戯言/日記より/幸せ気分/こんなもん/(田中研一)
詩 ヴィーナス/おかあさんのうでのなか/公園の二人(ウナム)

第Ⅱ部 連載
働くということ
座談会:働くということ
ノンフィクション精神科事典[体験者版] え

第Ⅲ部 投稿
なぞかけ:(鵜滑稽)
川柳:(鵜滑稽)
俳句:(池ノ上弘)
短歌:(東瀬戸サダエ)
エッセイ・自伝:笑いましょう(東瀬戸サダエ)/社会批評あれこれ-今、おかれている場所-(マリア)/イエス・キリストもしくは西郷隆盛病(ラディカル内山)/生きていく為に、自分らしく(尾辻香月)
詩:存在/罪(ゆめびと)/ラララ/題のない詩/消しゴム/口紅(木場茂信)/前略 母上様(中村功)/別れは人のためにあらず(竜人)
歌詞:やすらぎの歌(HIDE)/マザー(とおる)