シナプスの笑い vol.4

A5判(148×210ミリ)
128頁
定価  (本体667円+税)
ISBN 1883-0374
2007年4月14日発行

「シナプスの笑い vol.4」
定価  (本体667円+税)
SOLD OUT

シナプスの笑い Vol.4

きくということ-幻聴-をテーマに特集を組みました。幻聴と創作との関係について、「霊界大戦」の著者竜人氏と、新連載漫画「ちんとろきゅう」の作者鶴丸深海魚氏に話を聞きます。「きこえてくるよちんとろきゅう」は、幻聴体験をコミカルに描いた親しみやすい漫画です。
ラグーナのメンバーにも実際に幻聴が聞こえるときの様子を聞き、幻聴との付き合い方や対処法について考えます。
座談会は、「生きる力、生かされる力」をテーマに語り合いました。辛い症状の渦中にあって自分を生かしてくれた力は何なのか、真に迫る実体験が披瀝されます。

内  容

特集

「霊界大戦」
幻聴の中からの小説創作の秘密を、著者 竜人氏が語る。『霊界大戦』では、幻聴は世界のビジョンを語り始めた。

「ちんとろきゅう」
新連載!鶴丸深海魚氏の漫画。この漫画では、幻聴との関わりをコミカルに描いている。

「損失を包む思想2」
「耳」という漢字の字源について、文字文化研究所研究員 山本史也氏が語る。古代では目や耳を失った者は神に愛でられたものとして薦められた。

「幻聴の体験をきいてみました」
精神科医の森越まや、新里邦夫氏が、幻聴体験を医療側から、幻聴の内容、治療、対処法などを解説。

「生きる力 生かされる力」
座談会に体験者7人が参加。つらい精神病体験を乗り越えた力は何だったのかを体験を通して語り合う。

「ノンフィクション精神科事典」
「う」のつく言葉をピックアップ。病気の症状で現れる「うきうき」「うつ」、体験者が考える「運命」、占いとしてある「うんこ」など、ユーモア溢れた解説となっている。

「外へ シナプスの笑いの挑戦」
「NPO法人精神をつなぐ・ラグーナ」の活動が南日本新聞に掲載!
「外へ  シナプスの笑いの挑戦」(平成19年1月1日から6日まで5回シリーズ)と題して同記事を巻末に掲載。偏見の問題、働くこと、社会とつながることの意味が新聞記者の視点から書かれている。

文芸作品

「別荘に行こう」
精神病院保護室にて日々に思うことを赤裸々に語るエッセイ。

投稿作品解説

作品名:「幻聴の体験をきいてみました」 「悪魔のささやき」 「触角」 「しあわせになる果実」

「幻聴の体験をきいてみました」 では、幻聴とはどんなことが聞こえてくるのか?との問いに対し、実態のない声や言葉と体験者は答える。それ以外には雑音や発信音とも。
言葉が聞こえるときの気持ち、幻聴の付き合い方の変化について、幻聴への対処法なども掲載。

「悪魔のささやき」(ウナム著) は、悪魔という非日常を仮定して究極の選択を描いた。

「触角」(ウナム著) は、人生についての不満や望みを独自の世界に描いた。

「しあわせになる果実」(ウナム著) は、大学の入学試験のあとで二人の女子高生が「ある男性」と出会い、キウイのような果物を食べた後、運命を告げられた。そして、風俗の世界にはまってなかなか幸せになれないという戯曲。

目 次

絵:無題(渡邊啓介)/さらし者  さがし物(Marr)/鶏/海の贈り物(坂元ミツエ)/喜びに溢れる人魚姫-幸福-(larus)

第Ⅰ部 特集1
解説:幻聴と創作(竜人)/(鶴丸深海魚)
漫画:きこえてくるよ  ちんとろきゅう(鶴丸深海魚)
小説:「霊界大戦」(竜人)
幻聴の体験をきいてみました(森越まや)/損失を包む思想2(山本史也)/幻聴について-医療の現場から-(新里邦夫)

第Ⅱ部 文芸作品
小説:「たぎり」(島原保)
エッセイ:別荘にいこう/パンティ何色?(田中研一)
自伝エッセイ:母一途の父を持ち、一途に人を好きになって…(マリア)
エッセイ:睡眠(必殺仕事人)/やっぱり結婚したい(匿名希望)/精神の障害に社会の理解を(東瀬戸サダエ)
短歌:花(東瀬戸サダエ)
俳句:春とおからじ(池ノ上弘)
川柳:(鵜滑稽)/毒舌闘病柳(鬼瓦熊吉)
詩:悪魔のささやき/触角(ウナム)/固体(Marr)/「トランキライザー」(抗鬱剤、精神安定剤)(ゆめびと)/凍結(安藤菫)/幸せ(香月)/孤独病棟/悲しい男(とおる)/人生(優歌)
ショートショート  鵜滑稽の卵シリーズ  1  カレーはいかが!?(鵜滑稽)
短編小説  家族(上野隆二)
戯曲  しあわせになる果実(ウナム)/叔母の一心  僕の決心(小田好一)

第Ⅲ部 特集2
座談会:生きる力  生かされる力
ノンフィクション精神科用語事典[体験者版]  う
新聞記事から  シナプスの笑いの挑戦

「シナプスの笑い vol.4」
定価  (本体667円+税)
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