シナプスの笑い Vol.30

シナプスの笑い Vol.30

¥815

精神科病院から生まれたシナプスの笑いは、多くの人に支えられ、おかげさまで30号を迎えることができました。
病院や地域で暮らす患者の言葉を通して、これからも精神疾患の〈現在〉 を伝えていきます。
シナプスの笑い・ラジオ版の最終回は北海道の就労支援事業所の話をうかがいました。
人との距離の取り方について考える座談会は、最も身近な家族との関係を語り合います。
巻頭では精神疾患を抱える人の休み方調査を特集。

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A5判(148×210ミリ)
128頁
定価 (本体741円+税)
ISBN 978-4-904380-57-4 C0093
2016年10月20日発行

年間定期購読はこちらから
https://lagunajapan.official.ec/items/38597142

内 容

特集:精神障がい者の休み方調査
一般的に、精神疾患を持つ患者は、休むことが苦手だといわれている。
今回、鹿児島市内の就労継続支援事業所や自立訓練事業所、精神科病院デイケアの利用者にご協力をいただいて休み方のアンケートをおこなった。その結果と考察を掲載。

特集:シナプスの笑い・ラジオ版 ― ラジオで語る人間ドラマ 最終回
精神疾患を抱える当事者が生出演し、体験や未来を語るラジオ番組。
最終回は、北海道でメディア事業所「ここリカ・プロダクション」を運営する橋本さんと、メンバーの丸子さんをゲストに迎え、仕事や夢について語っていただいた。
北海道と鹿児島の間に、遠くて近い新たな絆が生まれた。

連載:これからの精神科病院 ― 支援者、入院体験者が語る未来の形 第11回
支援者、地域で暮らす患者、入院中の患者が考えるシリーズ。
新しく開院したラグーナ診療所。地域で精神科診療所を開業する意味とは。
患者のエッセイ・体験記・詩歌からは、グループホームに入居することや、病院でのお風呂や食事、肉親との死別など、さまざまなテーマを通して、障がいを抱えつつ前向きに生きる人々の暮らしが見えてくる。

探究:統合失調症とはどんな病気か ― 中井久夫を患者の視点から読み解く 第5回
患者と医療者が中井久夫先生の著作をともに読み、患者の視点から考える。
今回は登山にたとえた統合失調症の回復の話。中井久夫は本の中で急性期に患者が体験している世界のことを幻の山頂にたとえている。そこから治療者とともにどうやって下山し、なじみのある普段の世界に戻ってくるかがポイントである。
中井のテキストから考察し、患者自身の下山体験を語る。

座談会:人との距離の取り方 家族編
前回まで「人との距離の取り方」をテーマに、メディア、隣近所との付き合い方などについて考えてきたが、今回は、人との距離感の始まりの問いでもあり、このテーマの根幹ともいえる「親との距離感」について、それぞれの現状をふまえ、模索する。

連載:『マインド・マターズ Mind Matters』の紹介
当事者が翻訳するシリーズ第17回。マインド・マターズとは、2000年前後からオーストラリアで国家的プロジェクトとして実施されている包括的な「学校精神保健プログラム」のことで、多くの中学・高校で行われている。
今回は、スクール・マターズ第4課「学校の方針と危機的な出来事への対応」と、第5課「自殺予防における学校の役割」を翻訳し要約。

連載:小説「松田家の人々」 第3話
昭和20年、太平洋戦争の時代。精神的におかしくなり奇行が目立つようになったマリは妹のミサエを連れて磯へケゲ(カラス貝)採りへと向かう。子供以外の家族に心を許さないマリは正気なのかそれとも神経症なのか…。

連載:小説 「ぬいぐるみふぁーざー」 第5話
目が覚めたらぬいぐるみになっていた男、北川雅俊。彼は会社では部長であり、家庭も持っている。だが社員たちに親友の美香子との不倫関係を疑われ…。

投稿作品解説

投稿 体験記:「手をとっていこう ~人は何度でも再生する~」
高校時代に統合失調症を発症した著者。つらい症状に苦しめられたが、両親のあたたかい支援と運命の出会いにより、目標を持ちながら明るく今を生きる。

投稿 体験記:「「頑張らない」は難しい」
高校時代にうつ病を発症した著者。そこから失ったもの、得たもの。発症からの16年間を振り返り、たどりついた生き方、考え方とは。

投稿 エッセイ:「人生の夏休みのちバイクかな 後編」
うつ症状を発症して会社を休職した四十代の男性。数年かけてようやく復職を果たし、バイクを利用した四国遍路を思い立つ。

投稿 小説:「ハムぷーの日記」
学校の職員室で飼われることになったハムスターのハムぷー。学校に通うさまざまな子供たちにひそむ問題や夢をハムスターの目線を通してファンタジックに描く。

30号記念 投稿者からのお祝いの言葉
皆様に支えられて、本誌は今回30号を迎えることができました。これまでご投稿くださった方々からお祝いの言葉をいただきましたので、巻末に一部掲載します。ありがとうございます。

目 次

特集
精神障がい者の休み方調査

特集
シナプスの笑い・ラジオ版 ― ラジオで語る人間ドラマ 最終回
北海道とつなぐ

連載
これからの精神科病院 ― 支援者、入院体験者が語る未来の形 第十一回
<医療者が語る>診療所を開業した意味
<入院患者・体験者が語る>
風呂/訪れた最後の日/手紙/グループホームに入居して/
空くんとのんのん/君/あらたないのちがうまれた/心を大きく/俳句

特集連載
マインド・マターズ Mind Mattersの紹介 第十七回
学校の問題(SCHOOL MATTRS)について

連載
探究 ― 統合失調症とはどんな病気か? 第五回
中井久夫を患者の視点から読み解く

座談会
人との距離の取り方 家族編

連載小説
松田家の人々 第三話 / ぬいぐるみふぁーざー 第五話

投稿
体験記 手をとっていこう ~人生は何度でも再生する~/「頑張らない」は難しい
エッセイ 人生の夏休みのちバイクかな 後編
小説 ハムぷーの日記 前編
日記・詩歌・イラスト等

当事者映画評:『マレフィセント』
当事者書評:『時代が閉め出すこころ ―精神科外来から見えること』
エッセイ:心のレポート -編集部便り-
相談室:お笑いお悩み相談室
記念企画:三十号記念 投稿者からのお祝いの言葉