HOME刊行物ご購入 > シナプスの笑い Vol.2

「シナプスの笑い」第2号は、NPO法人精神をつなぐラグーナの活動の中での最初の雑誌となりました。

今月号の総説

コーナー 作  品
特 集

「心の平和」
「NGO国境なきアーティスト」のエクトル・シエラさん※1を招いて座談会を行った。
「幻聴はうらやましい。作家としてのインスピレーションになる」と、幻聴と芸術性の関連について語っている。

医療の
現場から

「ストレス対処法」
精神科医 土井斉先生に執筆を依頼。ストレスを「浴槽にたまる水」のたとえで、とてもわかりやすい説明を加えている。

「ノンフィクション精神科用語辞典」
当号より連載がスタート。体験者自身が医療の言葉を定義していく企画。体験者ならではの発想がちりばめられている。

「字形から見る-精神分裂病から統合失調症へ-、「シナプスの笑い」の「笑」について」
平成14年、「精神分裂病から統合失調症へ」病名変更。
漢字の響きが病気に対する偏見を作り上げてきた感が否めない。文字文化研究所の副所長山本史也氏※2が漢字の語源からその変遷を解説。メタファーとしての病を鋭く読み解いていく。
また、病気の回復の重要なしるしである「笑い」についても解説。古代人にとって笑いとは何だったのか?古代人の生活様式にも踏み込んだ解説を掲載。

投稿作品

「南の島の歌詞」
与論島から島を歌った歌詞が届く。心の奥底にある大切な部分に響く内容になっている。

連載作品

「もげた蓮の羽根」
20歳の女性がデビュー。男女のほろ苦い出会いと別れを繊細に表現している。


※1 エクトル・シエラ
1964年、コロンビア生まれ。詩人、映像作家、絵本作家。「国境なきアーティストたち」代表。
「国境なきアーティストたち」は、1999年、NATOによる旧ユーゴスラビア空爆のさなか、東京で結成された。戦災地や紛争地の子供達に芸術の種を蒔こう、アートやエンターテイメントを通してこころの手助けをしよう、と芸術支援を行っている。

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※2 山本 史也
1950年高知県土佐清水市生まれ。大阪府四条畷北高等学校教諭・特定非営利活動法人『文学文化研究所』研究員。
従来の漢字解釈をくつがえし、古代人の生活と意識までふみこんだ漢字の世界的研究者白川静の最後の薫陶を受ける。

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精神障がい体験者からの作品解説

作品名:「ノンフィクション精神科辞典」
解説者:竜人(同作品執筆者であり、「シナプスの笑い」編集長)

7名の精神障害体験者、2名の医療関係者と会議を行い、精神科用語辞典がスタート。雑誌に載せるという思いから、話し合いは楽しいものになりました。皆が精神科について想っていることを吐露する形になっており、ちょっとこの内容は違うのではないかという批判をかわしながら内容をまとめました。精神科の生活がよくわかり、体験者の気持ちが伝わる内容になっていると思います。

目 次

投稿作品
絵画:将来を考えるとき(渡邊啓介)/ THE REIGING WATER(Marr)
詩:僕が投げたボール / しあわせ(Marr)
絵画:ANTHEAP(Marr) / バランス / Color,Rhythm,Dance(坂元ミツエ)

第1部 連載作品
小説:「霊界大戦」(竜人)/ 「たぎり」(島原保) / 「もげた蓮の羽根」 / 「待っていて」 / 「無題」(kumo.)
エッセイ:ストレスって何色/当事者って何者?/精神病を知ってる?/Dカップかな(田中研一)
詩:悪霊/不幸について/誰かが居る/タバコ(ウナム)

第2部 特集
こころの平和 紛争地を駆けめぐる エクトル・シエラ氏を迎えて
こころの平和(森越まや)
座談会:しあわせって?
詩:ただいま/こどもの え(エクトル・シエラ)

第3部 医療の現場から
ストレスと上手くつきあっていくには?(土井斉) / 体験者が答えます お笑いお悩み相談室/ノンフィクション精神科用語辞典 あ[体験者版]

第4部 投稿作品
字解-精神分裂病から統合失調症へ-/-「笑」について(山本史也)
歌詞:砂浜と太陽と波の音しか聞こえない島/赤い星砂のサンタクロース/ふと思い出す庭先のサクラ/誰かを追い求めた10年(香深マクトゥ)
俳句:自然(池ノ上弘)
川柳:(烏滑稽)
自伝:主人の他界について(マリア)
短篇小説:「悪魔」(ウナム)

シナプスの笑い第2号

A5判(148×210ミリ)
/ 128頁

定価(本体648円+税)

ISSN 1883-0374

2006年7月26日発行

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