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「シナプスの笑い15号」では、法政大学大学院教授であり弊社顧問の坂本光司先生、そのゼミ生、そして弊社社員とで「共に働く社会を目指して」と題して行った座談会を収録しています。

今月号の総説

コーナー 作  品
特 集

座談会「ともに働く社会を目指して」
法政大学大学院教授であり弊社顧問の※坂本光司先生、そのゼミ生33名(ほとんどが経営者)、そして弊社社員とで「ともに働く社会を目指して」と題して座談会を行った。
雇用する側、される側から、働く上で求めるものについて率直に語り合った。働くことと生きることは切っても切れない関係にあり、対話を通してその意味を探っていく。

手記「強い気持ちで堂々と生きる-自閉症のわが子とともに」
上記座談会に参加した、障害をもつ子供を抱える経営者の手記を掲載。

「Mind Matters」
オーストラリアの中学高校の包括的学校精神保健プログラムに使われているテキストを翻訳して紹介。第二回は精神病に関するクイズを出題。

「変だな・・・と思ったときに」
今回は精神保健・医療・福祉に関するホームページの紹介と利用した感想を掲載。

連載作品

「夢追いドラゴン」
新連載。現代社会において聖人は可能か。空海の生き様「天よ。我に艱難辛苦を与えたまえ」という考えと同じ理想に掲げる青年は、家柄や学歴など関係ないハードなバイトをするフリーターとなる。こき使われて心身ともにボロボロになり、精神病を発病してまで追う夢ははたしてなんなのか。

「パパと日向葵の交換日記」
父と精神病の娘のあたたかな交流を描く。娘の葵さんの心和む前向きな明るさ。それを支える父のおおらかな姿勢。屋久島の自然溢れる生活の息遣いがうかがえます。

「桜の木の下で」
第二話。高校生の雪美の前から母が失踪。母への愛憎半ばする色々な思いが交錯するが、ふと優しかった思い出が浮かぶ。つらい気持ちから現実逃避する雪美。親と子のもつれた絆を描く作品。

「ノンフィクション精神科事典」
「内観療法」「治る」「人情」「願い」「能力」などの言葉を定義する。

「ショット」
「永遠の愛」「次の世界」「昔話」「昔話2」「楽園」と題した短い物語。言葉の持つイマジネーションをたくみにあやつる。生と死を分けた震災について深く考えさせられる。

「精神病の養生について」
著者と付き合いのある珠算家O・M先生の奥様が、著者と同じ病、統合失調症を患った。その先生へ宛てた手紙文。自身の闘病、回復経験からのアドバイスを織り交ぜつつ「病の回復」だけでなく「生きるヒント」を示唆してくれる手紙文。

「言葉のちから」
生まれる前の神秘。この世界には言葉がある。宇宙の彼方に思いをはせ、その奇跡を描く。

「ラグーナ出版制作部の本作り」
本と製本、手作り製品の店、ラグーナリブリの紹介。商品作りに励む制作部社員の心温まるエピソードも紹介。

「私の気分の落ち込み対処法」
落ち込んでしまうことはだれしもあります。でも思考を切り替えるちょっとしたコツで回復するかもしれません。体験者からのアドバイス、どうぞご参考に。

投稿作品

「手紙」
医大に通う著者が精神を病み精神科病院へ入院する。そこで出会う人々に励まされたり傷つけられたり。どん底から這い上がり新たな夢にむかって歩き出す姿を生き生きと描く。

「統合失調症を患った体験から編み出した私の統失寛解法」
理系の統合失調患者が寛解するために気づいた思考回路を解説。客観的な態度が人を病から成長させる。悩める統合失調症患者に贈る人生の処方箋。

「苦難を乗り越えて今日がありて」
わが子ががいじめにあい、頭痛不眠に苦しむ姿に心を痛める母親。娘の病名が統合失調症と分かり治療を開始する。やがて精神病から回復し、社会復帰し始めた娘にそっと寄り添う母親の祈りが綴られている。


※坂本 光司
1947年静岡県生まれ。
1970年法政大学経営学部卒業。
静岡文化芸術大学文化政策学部・同大学院教授等を経て、法政大学大学院政策創造研究科教授 同経営大学院(MBAコース)兼担教授 ほかに、中小企業庁経営革新制度評価委員会委員長等、国・県・市町村の公務も多数務める。
専門は中小企業経営論・地域経済論・地域産業論。
1987年出版の「円高、国際化と地域産業」(静岡新聞社)で、中小企業研究奨励賞本賞を受賞。
著書に「日本でいちばん大切にしたい会社」(あさ出版 2008年)他60冊を超える。
2011年より、弊社の顧問も引き受けていただいている。


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精神障がい体験者からの作品解説

作品名:「まんが 風の歌を聴きながら」 (第3話:精神病棟 前編)
解説者:星礼菜(同作品作者であり、「シナプスの笑い」編集部所属)

今回の「精神病棟」は、東瀬戸サダエさんの入院生活のエピソードを綴ったものです。神戸で発症した統合失調症。一時は退院したものの鹿児島へ帰郷し再発。それから十七年間を精神科病院で過ごすことになります。精神科病院は社会の縮図でした。思いがけないことやつれづれ思ったこと、見聞したことなど貴重な体験を描きます。

目 次

第Ⅰ部 特集
座談会:ともに働く社会を目指して
親の手記 強い気持ちで堂々と生きる
翻訳:オーストラリアの包括的学校精神保健プログラム『Mind Matters』(緒田士朗)
取材:体験者が行く!!変だな・・・と思った時に
処方箋 私の「気分の落ち込み」対処法

第Ⅱ部 連載
小説:「夢追いドラゴン」(パスタマン)
詩:言葉のちから(石橋勝)
書簡 精神病の養生について(石橋勝)
ノンフィクション精神科用語事典[体験者版](竜人偏)な~の
ショット 永遠の愛/次の世界/昔話/昔話2/楽園(竜人)
会社紹介 ラグーナ出版制作部の本作り
小説:「桜の木の下で」(日向葵)
交換日記「パパと日向葵の交換日記」(日向葵)
まんが:風の歌を聴きながら(東瀬戸サダエ・星礼菜)
エッセイ:老人ホーム)

第Ⅲ部 投稿
親の手記 「苦難を乗り越えて今日がありて」(綾の母)
体験記:手紙(一矢)
エッセイ:大震災の人を思うと(迫茂)/入所二年目を迎えて(早川竜太郎)/老人ホーム(東瀬戸サダエ)/母への想い(山中啓之)/統合失調症を患った体験から編み出したわたしの統失寛解法(田中毅)/休まないと食べられない不思議ー生命力とこころの病の関係について(嵯俊子)/顕在疲労と潜在疲労(好漢星人)
文芸:「かもしれない聖典」
短歌:(松山尚之)(かっこう)
俳句:(白い兎)
川柳:(池之上弘)
流歌:(仲村渠カズ)
詩:空雲(HIDE)/小さな部屋 赤いリンゴと青いリンゴ(ウナム)/とざされた空間にて 青いりんご(へのへのおやじ)/六月の雨(俊之介)/ライセンス(夢暦正)/少女純映(尾﨑福生)/エコ生活をしよう 復興の夢(天草の空花)/人生(宮里盛正)/お母さん(栗ちゃん)/無題(影山刹那)
イラスト:(雨宮福一) (南緑)

シナプスの笑い第15号

A5判(148×210ミリ)
/ 128頁

定価(本体762円+税)

ISBN 978-4-904380-
11-6 C0093

2011年10月3日発行

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