「シナプスの笑い13号」は、就労についての体験発表を紹介。また当号は、作家で精神科医の帚木蓬生先生に帯を書いていただきました。
コーナー | 作 品 |
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特 集 | 「七転八倒-凛として生きる」 「壁-てんかんを抱えながら」 「就労で大切なこと」 |
連載 |
「噴飯!妄想天国」
「レインシューズ」
「まんが 風の歌を聴きながら」
「パパと日向葵の交換日記」
「精神病の養生について-先生への手紙-」 |
企画 |
「変だな…と思った時に」
「ノンフィクション精神科辞典」
「お笑いお悩み相談室:タバコがやめられません」
「ラグーナ出版制作部の本づくり」
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投稿 |
「闘病記」
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作品名:「まんが 風の歌を聴きながら」
解説者:星礼菜(同作品作者であり、「シナプスの笑い」編集部所属)
原作の『風の歌を聴きながら』で、入力、編集を担当。紙上に一人の女性の人生が凝縮され、その濃さに圧倒されました。家族のこと、統合失調症という病との闘い、入院生活や共同生活での悲喜こもごもが生き生きと描かれ、東瀬戸さんの素直で素朴であたたかい人柄がにじみ出てていました。
小説に織り交ぜられた短歌にこもる心のさけび、日常に埋もれてしまっている生きる知恵がこの自伝にはあります。漫画にするにあたって、文章から想像する場面を子どもにでも分かりやすく伝えられるよう心がけています。漫画というとっつきやすい表現方法でより多くの人にすてきな彼女のことを知ってもらい、さらには精神病に対する理解が得られたらうれしいです。実話ならではの感動を伝えたい。
作品名:「就労で大切なこと」
解説者:のせ(「シナプスの笑い」編集部所属)
座談会「就労で大切なこと」に参加。大学生の時に発症し、短期アルバイトを繰り返し、小社に入社して1年半。
最初のうちは会社にくるだけで30分から始めようといわれていた。そんなこんなで2時間働けるようになった。目標は3時間働けるようになることである。そして、校正をできるようになることである。・・・。
今回は特に働くとは?と皆で意見を出し合ったところに注目して読んでほしい。例えば「人生の積極的参加」「働くとは涙ですね。」「ありきたりだけど社会貢献だと思います。」「つながり」「精神安定剤」「働くとは、人を変える力である」「発見がある」などがあり各々の意見が述べられている。オリジナリティーのある本、人を励ます本を作って、届けたいと思います。
第Ⅰ部 特集
就労で大切なこと 精神障がいを抱えながら
体験発表:統合失調症と就労 七転八倒 -凛として生きる-〈小原秀道)/壁-てんかんを抱えながら-(SAMADA)
コラム:精神科の病気について -てんかん-(森越まや)
座談会:就労で大切なこと
コラム:精神科の病気について -統合失調症-(森越まや)
第Ⅱ部 連載
体験記:連載!妄想からの帰還をえがく 噴飯!妄想天国(ジタン)
漫画:風の歌を聴きながら(東瀬戸サダエ・星礼菜)
小説:「レインシューズ」(日向葵)
交換日記 パパと日向葵の交換日記(日向葵)
詩:月の明かり(石橋勝)
書簡 精神病の養生について(石橋勝)
ショット:怒り/ヒーロー/仲間/心/希望/夢/成長(竜人)
第Ⅲ部 企画
変だな…と思った時に-いのちの電話編-
ノンフィクション精神科用語事典[体験者版](竜人編) そ~ち
お笑いお悩み相談室 タバコがやめられません…
就労継続支援A型事業所ラグーナ出版制作部の本づくりVol,2
第Ⅳ部 投稿
闘病記:皆様へ(青山恵美子)/いくつもの人格を抱える 解離性同一性障害に生きて 私の世界に彩が戻った日〈綾瀬まひる)/入院中の著者が思う"あれこれ"入院生活 入院あれこれ(グリーンティー)/みんな条件は一緒なんだ 信じる心(パスタマン)/障がいと働くことについて アスペルガー症候群と診断され(早川竜太郎)
エッセイ:剥き出しだから鍛えられる 裸足(東瀬戸サダエ)/幻聴は予言した 入院中にあって、統合失調症のとある女性との対話(迫茂)
短編小説:大きなリンゴと小さな金魚(海月しげる)
書:空を見ろ福は上からふりそそぐ(松井浩二)
薩摩狂句 (正一)
俳句 (池ノ上弘)
川柳 (池ノ上弘)
短歌 (白い兎)(松山尚之)
詩:こころ(心)(俊之介)/mind(水城古都)/福子の話(天草の空花)/雲(めぐ)/マヨヒガ(山奥の打ち捨てられた廃屋)(ゆめびと)/生きる〈美咲)/明日に(秀りん)/一行詩(桜木)/信じようと思う(ウナム)